フレイル予防に自宅トレーニング

こんにちは

出張パーソナルトレーニングをしている瀧田です

 

ここ数年、フレイル予防の為にパーソナルトレーニングを受講したいという依頼が増えてきました。フレイルを懸念されている方が増えてきているようです。

フレイルになってしまった方をみて

私はパーソナルトレーニングのような個人指導や、介護施設でのグループレッスンなどしてきて、たくさんの高齢者をみてきましたが、フレイルに入ってしまうと思ったよりも早く進むい印象が強いです。

サルコペニアから始まり、筋力が低下し、それにより身体機能が低下、そうすると自然と活量が低下、活動をしなくなるので、エネルギー消費が減ります。そうすると食欲も湧きづらくなるので、食事量が減り、慢性的な栄養不足になり、それがサルコペニアに繋がりというループになります。

これが想像より早くくるくる回っていくイメージです。なので加速してスピードが速くなる前に止める、減速させる必要があると感じています。

とにかく早く手を打つことが大事です。遅れれば遅れるほど難しい状態になってしまいます。

0か1か

運動指導をしていると何の運動がいいの?と何気なく聞かれることが多々ありますが、早い話が、兎にも角にも、ラジオ体操でもウォーキングでも、何もやらないよりは何かやった方が良いという話になります。0か1かという話ですね。

それはそうなのですが、これは健康状態が良好だったり、若い人にはこれで正解だと思います。

数打ちゃ当たるが使えない

若い人やまだまだ体力がある人には、とりあえず様々な運動にチャレンジしていけば一定の効果を得られるでしょうが、高齢者はそうはいきません。やはり一日やれる運動量は制限されるので、適切に問題になっている部分にアプローチできないと、疲れたわりに効果が得られなかったり、下手したら怪我をしてしまいます。ここが高齢な方の運動で難しいところです。

数打ちゃ当たるというやり方は、通用しなくなってきます。

何よりフレイル予防で運動して、怪我して、活動量が低下して、エネルギー消費が低下してなんて、始まってしまえば、それこそフレイルに入ってしまいます。

高齢者ほど適切に運動しないと予防が原因になってしまうかもしれません。

さいごに

私は2011年から高齢者の運動指導をしているので、かれこれ10年やっています。この1年、運動不足で筋力低下が始まり介護が必要になったり、フレイルになってしまった人は多いと思います。今こそお手伝いできる時なのですが、中々難しい現状が歯痒いです。今後も少しでも力になれるように活動していきたいと思います。

瀧田