高齢者は毎日筋トレしていいか?

こんにちは

出張パーソナルトレーニングをしている瀧田です

高齢者は毎日筋トレしていいか?

答えとしては、健康上問題のない人であれば、週2、3がいいです。但し現在の体力、運動歴次第です。全くと言って良いほど運動経験がない人と、ウォーキング、水泳などの筋トレの経験が数年、数十年ある人では、状況は全く違います。

部位を変えれば毎日して良いか?

筋トレをしている方なら、部位を変えながらであれば大丈夫ではないか?と考えることもあると思います。胸、背中、肩、脚、腕といった感じで日によって鍛える部位を変えるということです。しかしながら、高齢者の場合、リスクが大きいです。部位を変えようが、頻度は週3で抑えるのが無難です。

どれだけ部位を変えても、かぶってしまう筋肉がでてしまい。特に安定を役割とする筋肉、体幹部などです。

若い時期はいいですが、高齢者の方は、安定して回復できるわけではありません。睡眠の問題、免疫も低下している為、回復には十分余裕を持つことが重要です。無理して体調を崩しては本末転倒です。

筋トレ1、2回 神経系1回

筋肉をある程度負荷をかける筋力トレーニングは週に1、2回。ある程度スピードを意識した動き、バランス能力、視力、聴力もターゲットとした運動など、神経に向けたトレーニングは週1回。このくらいです。

出来れば一度は専門家に指導を受けた上で実施してください。自己流でやるには高齢な方は危険です。

軽い運動なら毎日でも

軽いストレッチ、散歩、ラジオ体操など、疲労が全然残らず、身体をほぐす程度の運動は毎日行っても大丈夫です。むしろ高齢者の方には、是非意識して一日一回は身体を軽く動かして欲しいです。その上である程度負荷がかかる運動は週2、3回といったボリュームが最も効果が出るのではないかと思います。私の今までの経験でもこれが丁度いい頻度だと考えています。

私たちが想像しているよりも負担

高齢な方に限った話ではありませんが、「なんでこのくらいの運動が出来ないんだろう?」と思ったことはありませんか?

自分なら、なんてことない運動でも、人が違えば感じる負担も違います。同じ年齢、性別、体格だとしても違います。高齢になってくると、思ってもみないような事が出来なくなっています。それを虚しい、悲しいと感じているのは、何よりも本人です。高齢になった方へ運動を勧めるにも配慮が必要です。