高齢者筋力トレーニングの注意点

こんにちは

シニア・高齢者トレーニングの瀧田です

高齢者筋力トレーニングの注意点!

久しぶりの更新になります。今回は高齢者の筋力トレーニングの注意点について。100名以上の高齢者トレーニングの経験も含めてお伝えします。

高齢者にも筋力トレーニングが必要だということは、すでに多くの方がご存知だと思います。60歳を過ぎた辺りから筋力低下は著しく起こります。筋力低下が進めば普通の生活をおくることさえも困難になります。それを防ぐためには筋力トレーニングは良い手段です。

しかし多くの高齢者の方々とトレーニングをしていて、気をつけて方が良いと改めた感じたのが「呼吸」です。

「怒責」呼吸に注意

怒責とは、歯を食いしばって息を止めたままで力を入れる状態です。これは専門家でなくても危ないと思いますよね。これが高齢者には非常に多いです。

では意識して呼吸する様に伝えれば、出来るのでは?と思うでしょう。しかし高齢者の多くの方はこれが意識してもできないのです。集中力がないとか、そんな問題ではありません。

加齢に伴って呼吸に関連する筋肉が硬く動きづらい状態になります。この状態では意識しても気合を入れても難しいでしょう。

呼吸筋を使いやすく

筋力トレーニングをするのは、とても良いことです。しかしその前に下準備をすることが重要です。先ほども述べた様に呼吸に関連する筋肉を使いやすくする事が重要です。これは高齢者がトレーニングの効果を出す近道だと思っています。

これは自力で行うには難しいので専門家に習うのが無難です。

基礎体力をつくる

専門家に頼れない方の対処法としては、呼吸がしっかり出来る強度の筋力トレーニングを選ぶのが良いでしょう。

例えばスクワットの様な多くの筋力を使うトレーニングでは、呼吸が止まる可能性は高いです。逆に立ったまま踵を上げ下げするカーフレイズという種目は動かしている筋肉が少いので呼吸が止まる可能性は比較的低いです。

試しにやってみて難しければ違う種目にするなどして、出来る筋力トレーニングを探して継続して行うのが良いでしょう。