こんにちは
高齢者シニアに必要なトレーニングは?
今回は高齢者に必要なトレーニングについて書いていきます。意外と見落としがちで、効果を感じられる要素です。
骨盤底筋群と失禁予防
「骨盤底筋群」という名前を一般の型でも聞く様になったと思います。女性のトレーニングでも骨盤底筋群を鍛えましょう!という話は聞いたことはありませんか?
高齢者の場合、失禁予防を狙いとして骨盤底筋群を鍛えることがあります。
腸腰筋と転倒予防
転倒予防として腸腰筋を鍛えるという話もよく見かけます。腸腰筋は脚を持ち上げる筋肉なので、単純に脚を上げるのにも影響しますが、姿勢にも影響します。転倒の原因はもっと他にもありますが、今回は省略します。
速筋を鍛える!
筋肉には大まかに分ければ、速筋と遅筋に分けられます。速筋は速く力強い力を発揮しますが、持久性はありません。遅筋は速筋に比べて力強い力を出すのには向いていませんが、長く力を出し続けるのが得意です。姿勢を維持しているのをイメージすると分かりやすいでしょう。
加齢に伴った筋力低下は速筋の能力から低下していきます。つまり殆どの人が速筋が弱いのです。しかし力強く、素早く走らないので必要ないのでは?と感じる方もいます。
しかし、転倒予防も失禁予防にも速筋の力が必要です。走ったり飛ばなくても速筋の能力は必要です。
ゆっくり安全なトレーニングでは速筋は鍛えられない
高齢者の運動は安全第一です。健康の為の運動で怪我をしては意味がありません。しかしこれが速筋の筋力を低下させてしまう原因となる可能性があります。
ゆっくり動くトレーニング、負荷の低いトレーニングでは速筋はあまり強くさせる事が出来ません。スポーツジムやリハビリ系のデイサービスなどで体操・トレーニングをすると、どうしても安全の為に負荷を低く、ゆっくりな運動になってしまいます。私自身デイサービスやジムで指導もしていたので気持ちはよくわかります。
出張パーソナルトレーニングの場合は、管理をしっかり行わなければならないので、自主トレをするメニューにも基本的には加えずパーソナルトレーニング中のみ行なっています。
しっかり速筋も遅筋も機能させることで、効果を出す事が出来ます。
最後までお読み頂きありがとうございました